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Grid Engine

データセンター向けに最適化されたワークロード管理とジョブスケジューリング

Grid Engineの製品概要

Grid Engine(グリッドエンジン)とは、ワークロードの巨大なボリュームを処理するための大規模な計算クラスタインフラストラクチャを構築するために、世界中の数百の企業で使用されている、業界をリードする分散リソース管理(DRM)システムです。高いスケーラビリティと信頼性を持つジョブスケジューラーである Grid Engine を導入する事で、企業は高品質な製品を製造、市場投入までの時間の削減、コンピューティング環境の合理化・単純化を行うことができます。

Univa Grid Engine 8.0(UGE8.0)は、オープンソースであるGrid Engine(Sun Grid Engine/SGE)をUnivaが拡張した最初のリリースであり、品質はUnivaによって完全にサポートされています。このリリースは、Grid Engineのオープンソースコアプラットフォームを強化し、高度な機能およびエンタープライズ向けシステムとの統合を提供するのみに留まらず、組織が市場において最もスケーラブルで高パフォーマンスの分散型コンピューティング·ソリューションの実装を可能にするクラウド管理ソリューションを提供します。

Univa Grid Engine 8.0により、デスクトップ、サーバー、クラウドのコンピューティングパワーを組み合わせて活用し、シンプルかつ容易な管理環境の何千台ものマシンのクラスタを、簡単に構成することができます。また、すべてのクラスタマシンの最大使用率を維持しながら、同時に優先順位の高いジョブが時間どおりに確実に完了するように、クラスタに送信されるすべての作業にスケジューリングポリシーを適用することができます。 Grid Engine、任意のリソース、ソフトウェアライセンスは、モニタリング、追跡、スケジューリングする事ができます。これにより、アプリケーションが自動的にクラスタ内の適切なライセンスとマシンにマッチングされるようになります。

Univa Grid Engine 特徴・機能

プライオリティと利用ポリシー
Univa Grid Engineは、クラスタ内のジョブのターンアラウンド時間を短縮し、複数のスケジューリングポリシーを提供します。ポリシーにより、グループ、部署、または会社の所属に応じてワークロードに優先順位を付けるなど、すべてのマシンを最大限に利用するための組織の目的やビジネスに対してクラスタ内のワークロードをマッチングさせることができます。

動的なリソース管理
Univa Grid Engineは、すべてのクラスタノードからのメトリックを継続的に収集し、保留中のすべてのワークロードを評価し、管理者によって設定されたスケジューリング戦略を使用して、利用可能なリソースに特定のジョブの要件をマッチングさせます。

リソースのキャパシティ管理
データセンターまたはクラスタ内のすべての資源は有限であり、効果的に共有する必要があります。 Grid Engineは、アプリケーションやライセンスを含むすべての共有リソースに対して、強力で柔軟なキャパシティコントロールを提供します。リソースクォータ(割り当て)セットは、ユーザー、グループ、および部門間でリソースを共有するために、コントロールレベルをさらに高めます。

スケーラビリティ
Grid Engineは、シングル管理環境において、64,000 コアもしくはそれ以上のクラスタへ拡張することができます。シングルGrid Engineクラスタには 4,000 以上のノードを含めることができますが、追加のGrid Engineクラスタでは、マルチクラスタ環境において10,000もしくはそれ以上のノードを含むクラスタへ拡張する事ができます。

パフォーマンス
Grid Engineでは、クラスタサイズが増加すると、パフォーマンスはシームレスかつ効率的にスケーリングされます。Grid Engineは、100ジョブ/秒を超えるジョブを受け入れる事ができ、DRMAAインターフェイスを使用して1,000ジョブ/秒の実行率を達成することができます。 Grid Engineスケジューラは、個々のクラスタ・ホストに対するジョブをスケジュール、ディスパッチする時間を確実に最小とするために、クラスタがサイズとジョブ数を増やせるように設定することができます。 パフォーマンスの最適化は、システム内にマルチ100Kのジョブがある状態での高速なシステム起動から、64Kコアあるいはそれ以上のコアを横断する非常に大規模な並列ジョブのディスパッチおよび実行まで、Grid Engineのあらゆる側面に組み込まれています。

ノンストップクラスタ再構成
生産クラスタは、クラスタの変更のために作業を停止したり一時停止することはできません。 Grid Engineでは、Grid Engineの実行中に全てのクラスタの設定やパラメータを変更したり、マシンの追加や削除を行うことができます。

柔軟なワークロードタイプ
多種多様なジョブをクラスタ内でスケジューリングし、効率的に実行できるように、Grid Engineは多くの異なるワークロードタイプをサポートしています。 大半のアプリケーションは、順番に実行することができますが、一部の特殊なアプリケーションは、単純な並列アプリケーションのためのパラメトリックワークロード·タイプまたは、メッセージパッシングを必要とするアプリケーションのための完全な並列ワークロード·タイプを必要とする場合があります。 Grid Engine によるスケジューリングおよびポリシーコントロールの実行と同時に、ユーザーに提供されるリモートシェル使用して対話型のジョブを送信することもできます。

マルチコアプロセッサバインディング
単一のプロセッサに効率的にスケジューリングするNUMA、マルチコアマシンの出現により、マシン上の特定のプロセッサまたはコアに仕事をバインドする必要があります。 Grid Engineは、大部分のジョブ全体の稼働率およびランタイムを向上させ、特定のコアにジョブを割り当てることで優れた柔軟性を提供します。

セキュリティ
クラスタノード上で動作するGrid Engineコンポーネント間で転送される全てのデータを暗号化するように設定することができます。Grid Engineは、このセキュアモードを使用して、ユーザーの証明書を検証し、コンポーネントが潜在的な攻撃者によって改ざんされていないことを確認することができます。

事前予約
Grid Engineクラスタのリソース(CPU、メモリ、ジョブスロットやアプリケーションなど)をリザーブするために、未来日時で予約を行うことができます。 この機能は、クラスタ管理者やパワーユーザーが、メンテナンス、並列ジョブまたは非常に優先度の高いワークロードのためにクラスタの一部を予約するような場合、非常に有用です。

ハイブリッドクラウドの実現
Univa Grid Engineは、UniCloudと完全に統合されています。UniCloudはGrid Engineクラスタをシームレスに Amazon EC2 や Rackspace Cloud のような外部のクラウドコンピューティングサービスへ拡張する機能を提供します。 パブリッククラウドで実行されるGrid Engineクラスタを作成したり、お使いの環境とパブリック·クラウド·プロバイダーからマシンを含むセキュアなハイブリッドクラウドを確立するのは迅速かつ簡単です。

サポートされるアーキテクチャーおよびオペレーティング・システム


オペレーティングシステム バージョン アーキテクチャ
Red Hat Enterprise Linux© 4.4-4.8, 5.3-5.5,6 x86, x86_64
CentOS 4.4-4.8, 5.3-5.5,6 x86, x86_64
Oracle® Linux® 4.4-4.8, 5.3-5.5,6 x86, x86_64
Ubuntu Server™ 10.04LTS-10.10 x86, x86_64
SUSE Linux Enterprise Server 10-11 x86, x86_64
Microsoft® Windows Vista, HPC Server, 7, XP SP3 x86, x86_64
Oracle® Solaris 10 x86, x86_64, SPARC
HP-UX 11.0+ 64bit
AIX 5.3, 6.1+ 64bit

アプリケーションとの親和性

Univa Grid Engineは下記アプリケーションと親和性が高く、オプションと組み合わせることでより本来のタスクに集中しやすい環境を整える事ができます。
  • FLUENT
  • STAR-CCM+
  • Particleworks
  • STREAM
  • ANSYS
  • Mechanical
  • Abaqus
  • LS-DYNA
  • MSC Nastran
  • CASTEP
  • WIEN2k
  • VASP
  • Gaussian
  • Amber
  • Mathematica
  • MATLAB
  • その他、独自のアプリケーション

※ EnginFrame / DCV 等を利用し、そのアプリケーション専用のジョブ投入環境を Web インタフェースにて構築する事も可能です。