マルチGPUの先駆者が語るパーソナルスパコンの未来
首都大学東京 大学院システムデザイン研究科 准教授 大久保 寛 先生
GPUを用いたインタラクティブ音場シミュレーション例
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首都大学東京のシステムデザイン研究科で波動情報工学の研究に従事する大久保寛准教授。
早い段階 からGPUコンピューティングに着目し、波動伝搬シミュレーションの高速化、ビッグデータ処理、リアルタイム可視化等、多岐に わたり応用。今回は最前線で活躍する立場から「パーソナルスーパーコンピューティングの未来」について語ってもらった。 |
GPUコンピューティングが広げるモノづくりと人づくりの可能性
東海大学 工学部 航空宇宙学科 講師 福田 紘大 先生
メッシュフリー型手法による解析例
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東海大学工学部の航空宇宙学科で教鞭をとる福田絋大氏。現在、福田先生が手がけているのは「メッ シュフリー型高精度乱流解析手法の開発」というもの。この手法により、小規模な計算機でも高精度な乱流解析が可能になると いう。また、流体解析はGPUコンピューティングとの相性がよく、組み合わせることで中小企業の設計・開発現場でも解析が行えるようになると福田先生は期待している。その可能性を語ってもらった。
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GPUによる高速化が生むさまざまな恩恵-NVIDIA TesalとPGIコンパイラがもたらす効果
仙台高等専門学校 知能エレクトロニクス工学科 准教授 園田 潤 先生
仙台高等専門学校の知能エレクトロニクス工学科で教鞭をとる園田潤准教授は、電磁波工学を専門と し、とりわけFDTD法における「より低コストかつ高速な計算方法」に積極的に取り組んでいる。そこで、GPUとPGIコンパイラの ディレクティブ手法による高速化に着目。既存コードを活かせるディレクティブ手法の魅力について語ってもらった。
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ライブラリの利用で超高速化、適材適所のGPU演算方法とは
首都大学東京 理工学研究科 電気電子工学専攻 准教授 鈴木 敬久 先生
鈴木准教授が確立した「電磁界-熱輸送」連成解析
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首都大学東京で「生体電磁環境工学」を専門とする鈴木敬久准教授は次世代の通信手段として期待さ れる「ミリ波」の安全性の研究に従事する。そのミリ波の周波数帯は非常に幅広いことから、3ポイント程度の周波数で実験を実 施し、その間の周波数を補間するシミュレーションにTesla、及び、G-DEPが提供する「AMGソルバ」を適用して高速化を図った。GPU、CUDA、ライブラリの現在、そして可能性を語ってもらった。
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初心者必見!「PGI CUDA Fortran」の活用法
沼津工業高等専門学校 電子制御工学科 講師 出川 智啓 先生
PGI CUDA Fortran 移植のサンプルイメージ
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沼津工業高等専門学校の電子制御工学科で未来のエンジニア育成に励む出川智啓氏。少ない消費電力 で高速に計算できる「環境親和性の高い計算法」の確立に取り組まれる一方、初心者向けに「PGI CUDA FortranによるCPUコード 移植」について講演を行うなど、GPUコンピューティングの普及にも精力的に取り組まれている。エンジニアを育てる立場として、人材育成も踏まえた「GPUコンピューティングの未来像」を聞いた。
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産業に役立つGPU高速化CAEへのチャレンジ
岐阜大学 工学部 数理デザイン工学科 准教授 永井 学志 先生
岐阜大学工学部数理デザイン工学科で教鞭をとる永井学志准教授。CAE分野を専門とし、おもに固体材 料、機能性材料を中心とした計算力学/数値解析手法に取り組んでいる。中でも有限要素法を得意とされ、これにGPUコンピュー ティングを応用。シミュレーションの高精度化や高速化に向けて多方面からアプローチを試みている。研究現場からの率直な意見を話していただいた。
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